来院された患者様は口々に、今までこんなに「長い針」は打ってもらったこと無い、こんなに「たくさんの針」は打ってもらったことが無い、こんな刺激の質の針は初めて、とおっしゃいます。しかしながら当院の刺鍼法は、お困りの症状を一定期間で改善すため、最低限のやり方であるというのが紛れも無い事実です。
痛みの原因になっている筋が「深層」にある場合(深層筋・インナーマッスル)、その深さに届く道具(長鍼)を使った治療を行わなければ、何ヶ月に及び何回もの治療を繰り返そうが大きな良化は見込めません。筋肉の癒着がひどく神経や血管を強く圧迫している場合、その癒着をリリースすることができる特殊形状の針=最新の中国針(輸入医療品)が必要不可欠になります。また状態の悪い筋が広範囲に及ぶ場合、その全てのポイントを処置してあげて問題エリアを地すべり的に現状変更しないと上手くいかないこともあります。物理的な圧迫を解除(除圧)し、筋肉の滑走性を回復させ、メカノバイオロジー的「物理的刺激による組織変容」を遂げること、それが本来針治療の目的のはずです。
当院では、不確かな自然治癒を期待するのではなく、問題に対し必要十分な処置を行うことで、高い確率で大幅な改善に導いていく「確かな刺鍼法」を行なっています。充分な長さの針・より鋭利な針を精密に使いこなす技、限られた時間内で膨大な数の刺針を可能にする圧倒的スピード。それら全て一朝一夕では習得できない極めて難易度の高い技術です。
深層筋への的確なアプローチには、極めて高度な技術が要求されます。長年の臨床と医工学的な探求の末、私の刺鍼技術は極限まで洗練されました。現在では、1本1本の鍼が組織の深部へ自然かつスピーディーに到達し、最短時間で最大の治療効果を引き出します。
◉当院で使用する鍼※の長さは40mm〜125mm、一回の治療で打つ鍼の本数は40本〜100本です。
※内訳は、一般的な針(40mm〜75mm)8種類、90mm以上の長針6種類、最新中国針(癒着改善目的)6種類で、都度目的に応じて使い分けています。
当院の問診は、単に「どこが痛いですか?」と聞くレベルではなく、対話の中で患者様が自分の体の状態を100%理解した上で治療に臨める形にしています。解剖学に基づいた痛みの原因特定を行いますので、「ツボが詰まっている⁇」といった抽象的な表現ではなく、骨格模型や図譜を使いながら、医学的な視点でご説明致します。
また治療のプロセスで現状がしっかり把握出来れば、今後の改善見込みをお伝えすることは当たり前の事と考えます。よくありがちな、治るまでしばらく通ってください…逃げ口実と断言致します。当院では、経験豊富なプロ治療家の見解を、早い段階でお伝えすることを約束致します。
だいたいの目安ですが、早ければ2〜3回、平均5〜8回(週1回の頻度で1〜2ヶ月)、長くても4ヶ月(計12〜15回の通院/前半2ヶ月は週1回の頻度→後半2ヶ月は2週間に1回の頻度になる事が多い)の治療で、85%以上の患者様が完治、または大幅な良化を実感されています。(最近の治療症例はこちら)
治療で使用する鍼は注射針と比べるとはるかに細いため、正常な体の部位に打った場合、ほとんど何も感じません。(院長が自宅で夜中に寝ている学生の息子に打ってもそのまま寝ているくらいです…)
ですが痛みの原因となっている悪い箇所に針がしっかりと届くと、ズーーーンと重く響くような、強く圧迫されるような感じがあります(腰の深部がかなり悪くなっている場合は、足に電気が痺れるように感じられることもあります)。これが鍼治療で感じる独特な痛み(響き)です。その患部の状態が悪い場合、刺鍼時にはこの響きがあって当たり前(悪い原因箇所にしっかり当たった証拠)で、逆にこの感覚を得れない治療は問題箇所に刺鍼できていないのでNGです。
この刺鍼時の独特な痛みは治療回数を重ねるごとに明らかに弱くなっていきます。そしてそれと同時に、確実に、お困りの症状も改善されていきます。
急に痛めた症状はまるで魔法のようにすぐ治ることもありますが、長い間慢性的に患ってきた症状は治すのにも時間がかかることが多いです。しかし当院の治療では、数回の治療ごとに途中明らかな「良化の手応え」を感じていただく事ができると思いますので、患者様自身「良くなる!」いう確信と期待感、しっかりとした手応えを感じながら、前述した回数(期間)の治療を続けていくことが可能になります。
※患部の状態が悪いと最初の数回は治療後数日間(当日〜3日後位まで)、刺鍼部位に今までとは異なる痛みや違和感を感じることがあります。スムースな良化を促すたため特に最初の数回は丸2日以上空けて、1週間以上空けないで、治療を繰り返していくことが肝要です。
通常、「機能喪失(動かない)」→「痺れ」→「痛み」→「違和感」→「完全回復」というステップを踏み良化します。悪くなる時は逆のステップを踏みます。(長時間正座をした時の時系列な足の状態に例えられます」
※鍼による物理刺激は、細胞に『修復のスイッチ』を入れます。このスイッチがオンになっている時間は限られているため、オフになる前に次の刺激を加えることで、細胞の再生効率を最大化し、また脳が覚えている『痛みのクセ』を最短で上書きすることができます。
組織のリモデリング(細胞レベルの反応)/神経可塑性と「痛みの記憶」の書き換え/累積的効果(Summation Effect)
3週間で『手応え』を掴み、1ヶ月で『新常識』になり、2ヶ月経つ頃には以前の自分が信じられなくなる…というタイムラインが一般的です。